ユトレヒトさんの視点。
2013.06.28
世の中には、いったい何軒のブックショップがあるでしょう。
そして、本は、この国では
制度によって同じ値段で
同じものが手に入るように
守られています。
一見、どの本屋さんも
変わりがないような気がするけれど、
ユトレヒトさんは違うんです。
そこは、のんべえ横丁という戦後の面影が残る町に表れた
伝説のブックカフェから始まりました。
そのひとが選んだという付加価値を
はじめて本屋に持ち込んだ空間。
世の中にはあり過ぎるほどの本が生まれて
そのほとんどを、気が付かないで生きている私たちに
ユトレヒトという視点で選ばれた本たちは、
ほどよく見渡せる空間の中で
たいせつそうに
言葉を添えて置かれている。
ひとに薦められると
気になり始めることってありますね。
それが、ユトレヒトのすごさだと思う。
写真は、そんなユトレヒトさんでつながった
keiko kurita写真集。