「ブルーピリオド」
2021.03.02
マンガ大賞に選ばれたからと夫が買っていたのを、つい先日気がついた「ブルーピリオド」は、
絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公を中心に、
美術大学受験予備校や入学試験での苦悩が描かれる青春群像劇。
それとは別に、2月に新国立美術館で開催された東京五美術大学連合卒業・修了制作展を観てから、
東京藝大の第69回美術学部/大学院美術研究科卒業・修了作品展サイトを眺めていたので
「ブルーピリオド」は、まさにいまの気分でした。
実は、高校三年生のとき、試験勉強をしたくないという理由で
芸術系の大学への推薦枠を手に入れようと、急場しのぎでデッサンを習っていた経験が蘇る。
YOASOBIの「群青」が頭にリフレインするなか、読み進めると
美術のこと、なにも知らないでただ好きとか嫌いとか言ってた自分が恥ずかしい。
東京に来て、いまのマンションに移ってからしばらく
夫と一緒に通った絵画教室ルカノーズでの美術史講話が面白くて
いまも遺る芸術作品を観る目ががらりと変わったのも
目から鱗の連続でした。
誰もやっていないオリジナルという、アートは強いなあ