「手当て」ということばは、この国だけのものなのでしょうか。

〝治療する〟というだけではない、

手のひらのぬくもりや愛情のようなパワーを

手のひらにのせて癒やすという行為。

 

お客さまのたいせつなお肌のお手入れをさせていただくお仕事に

ふと緊張したり、気を引き締めたりしています。

 

先日、夫とオープン直後の居酒屋チェーン店へ参りましたとき、

アルバイトの19歳のベトナム女性が

覚えたてのたどたどしい日本語で、一生懸命働いていました。

ふと見ると、足首に大きな青痣が・・・

訊けば、階段を踏み外して怪我したそう。

 

酔いも手伝ってか

ずうずうしくも、手のひらをその青痣にすーっとあてがって

まるで母親がそうするように

「早く治りますように」と温めたのです。

さすがに、驚いたような顔をしていました。

〝手当て〟ということばをはじめて聴いたそう。

 

ソラのトリートメントはまるで手当てをするように

その方のお悩みを少しでも軽くすることを目標にしています。

 

手のひらでできることが

まだまだたくさんあると信じています。

ぜひ、すこし軽くなっておかえりください。