文月に、一句読めるといいけれど。
2015.06.29
今週から7月、一年の半分が過ぎて行きました。
過ぎた日々は矢のように感じられ、
来る日々のことは待ちわびる。
ひとの心は、時間を縮めたり伸ばしてみたりと
好き勝手でございます。
文月ともいうこの月に、
気の利いた歌でも詠めるといいけれど
先人たちのを読んでいるうちに、
そもそも無かった自信が見事に打ち砕かれて。
ここには好きな一句を載せることにいたします。
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やれ打つな蝿(はへ)が手をすり足をする
小林一茶
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この句を知ってから、
小さな虫たちがなんだか愛おしくなったのでした。