マームとジプシー「cocoon」。
2015.07.08
先日、マームとジプシー「cocoon」を観てまいりました。
ソラにもいらしてくださる花衣さんが、
オーディションで見事に役を得るというニュースが
飛び込んできたのは、今年の春だったでしょうか。
売り切れ必至の大人気作品を、
運良く手に入れることができたチケットは、
舞台下手の、ほどばしる汗まで降りかかりそうな席でございました。
原作本で予習もし、
そのテーマもあってすこし緊張気味で席に着いたのですが、
すぐに、その芝居に圧倒されていったのです。
チラシには、こう書かれています。
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人気漫画家今日マチ子が、
沖縄戦に動員された少女たちから想を得て描いた傑作「cocoon」。
マームとジプシーによって、2013年に上演された舞台版は、
演劇界を震撼させた。
今年夏、舞台版「cocoon」は再び創造され、日本を巡ります。
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公演はまだ続いています。
観終わって、もういくつも夜を越えたはずなのに
なんと言うことばでこの気持ちを表したらいいのか
上手く言葉が見つからないでいます。
戦争とは、あまりにも大きな出来事だったので、
たくさんのひとが、たくさんの想いを抱えていらっしゃるでしょう。
あのときの少女たちが、
いまのわたしたちに話しかけてくれているように
つぶやかれた一言一言が
頭の中でリフレインしています。
それにしても、少女たちは、走っていました。
ただひたすらに、海に向かって走っていました。
写真は、劇場でいただいたパンフレットです。