清らかな水に泳ぐ鯉。
2015.07.23
ソラから歩いてほど近い骨董通りにある菓匠 菊家。
水ようかんを求めにとことこ出かけて参りました。
作家向田邦子さんがこよなく愛した水ようかん。
喉越しのよい、ほどよい甘さの和菓子でございます。
ふと、ケースに並んだ菓子見本の中に、
清らかな水に泳ぐ二匹の鯉が目に入りました。
美しい色合いの玉砂利と、澄んだ水にそよそよと仲睦まじく見えたのです。
ちょうど、挙式前のお客さまがいらっしゃる日でございましたから、
その方のお茶うけに、それを求めて帰りました。
これから先、小さな清流からいつか海へ続く大きな河へ流れることもあるでしょう。
いつどんな時であろうとも、二匹連れ添って健やかに送れますように。
星の数ほどもあるお店から、ソラを見つけて来てくださいましたこと、
心からお礼申し上げます。