詩ぐらいがちょうどいい。
2016.04.16
長編小説やエッセイを手にする力がないときに、
詩や短歌はちょうどいいな。
いまの気分を切り替えるのに
さっき目に飛び込んできたニュースから逃れるために
いい夢を見られますように
ヒロイヨミ社 山元伸子さんが、
読書サロンのために選んでくださった一篇の詩をここに。
・・・・・
鳥のかたちに似ている日 蜂飼耳
この歩数がひらく並木を
滑空、
うそをつく人間が顔を
あげたままたどっていけば
いっぱいにもえあがり
つばさの先からうっとり溶けて
木には 裏も表もない
あしたまた
生まれてくる
・・・・・
どうかよい週末を。
今日は今日しかないのだから
写真はネットより