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森田真生「アリになった数学者」より。

2017.10.19

005.letter さんより、月刊「たくさんのふしぎ」をいただきました。

あいにく伺えなかった森田真生さんのイベントに惹かれていたことを、

覚えていてくださったのです。

 

月刊「たくさんのふしぎ」‘アリになった数学者’

数学のおかげで暮らせている人間が、

アリになったときに何を感じるか。

数学という概念を、アリに伝える難しさや

アリの世界の数の不思議

とても新鮮な切り口で、引き込まれるように読みました。

 

―アリになってみると、人間のからだは、つくづく奇妙な形をしている。重力にさからって二本の足で立ち、こんなにバランスの悪い歩きかたをするのは人間くらいだ。雨にぬれると風邪をひき、家がないと生きていけない。からだがこんなに弱々しいのも、人間くらいだ。金メダルをとりたいとか、えらくなりたいなあとか、なにごとも「上」を目指すのは、人間がこういう立ちかたをしているせいもあるかもしれない。頭を上にして立つくせがついて、なんでも上と下にわけずにはいられない。-

ということばに、ドキッとさせらました。

 

普段から、

見える世界に頼りきっていたのかもしれない。

 

感覚を研ぎ澄ますこと

見えていることだけがすべてじゃないこと

数学は、すべてのひとの共通言語だということ

わかりあえるものがある、よろこび。