知らないままだったかもしれないこと。
2017.12.26
フィリピンへ、ご夫婦そろって留学されているお客さまが
帰国のたびに、ソラへお立ちよりくださいます。
昨日も、可愛らしいおみやげとともに話してくださいました。
クロスステッチがうつくしい文庫本サイズのブックカバー。
日本人によるNPO法人ソルト・パヤタスの製品です。
その話を伺うまで、わたしはまったく知りませんでした。
フィリピンのゴミ山処分場で起きた悲劇のことを…
フィリピンでは、いまも、
ゴミ拾いを糧にする貧困層スカンベンジャーが2,000人を超えています。
その災害は2000年、前日から降り続いた雨と台風の影響を受け、
その辺り一面約2ヘクタールの地域をのみ込んで
200名を超えるひとびとの命が失われたのだそう。
生まれ落ちた環境が、その子の未来を決めてしまうのだろうか
安全な寝食と教育の場は、もれなく与えられる世の中になって欲しい。
世界には、まだまだ知らないだけの
もっと厳しい環境で暮らすひとが後を絶たないのはわかっているけど
そこに暮らす女性達が、ゴミ拾いに代る収入源をみつけられますよう
このカバーを手に、思い出す。