ソラの
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十人十色の感じかた。

2018.03.03

太田美帆さんをお招きする声のワークショップに参加くださる方から

ご感想やコメントを頂戴することができました。

 

声もカラダも違えば、

感じかたも十人十色でございます。

 

「目を閉じて歌をうたい、あとは昼餉をなす時間。」

月に一度、火曜日のあさ10時から、

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

*****

 

すべての母みたいな、この世の命の源みたいな美帆さんの歌声が、私たちを導いて、そのまんまの命に戻してくれる。何度も、何度も。この祝福を知る前、私一体どうやって生きてたんだっけなあ。ありがとう、美帆さん。

 

下手上手関係なく自分の為に声を出せばよい…という、ミホさんの言葉を胸に続けてきました。囁くような声でも響き合ってそれはそれは気持ち良いです。人の声っていいな。音の波動は心身に効くみたい。

 

太田美帆さんの声のWSは賛美歌の美しいメロディを歌うという静かな癒し、浮かんだメロディを即興で歌うというなんとも言えないワクワク感、普段の生活からかけ離れている世界のようで、実は自分の1番側にある大切な何かを気づかせてくれるような時間がいつも楽しみです。

 

「声が融け合う瞬間に」。これは私が初めて参加した時のWSのタイトルでした。目を閉じて耳を澄ます。自分と外界との線がなくなり、宇宙のような空間が広がる。テーマとなる音を頼りに、潜んでいた自分が姿を現し、外へ出ようとする。声となり、融け合う。そんな瞬間。どんな声でも、ならない声でも、その瞬間に音として存在し、予想もしない音の和になるのを感じます。その瞬間、無限の世界へと、太田美帆さんが誘い出してくださるのを感じながら。

 

“うたう”よりも、“感じる”とか、“奏でる”という言葉が似合うような空間。心とからだに、すーっと風が通るような感覚。あなたの声 私の声 みんなの音 重なる つながる とっても気持ちの良い時間

 

声をだして 声をきく まさに 声が融け合う瞬間 そのひとだけのきらめきが存在することに はっとして うれしくなります ひとと違うことはあたりまえ そのままのあなたが美しいと 伝えたくなる瞬間が あの時間にはあふれています

 

「声が融け合う瞬間に」という言葉にキラキラしたものを感じて参加しました。自ら声を、音を、人前でだすなんて、最初とても緊張しましたが、美帆さんの強くて柔らかいリードで、少しずつ胸がひらき自由になっていきました。皆さんと声を重ねて光の粒みたいなものが広がる気がしてとても感動して涙が。身体から音をだすことで内側の滞りを流してくれた時間でした。

 

昨夏から参加している、美帆さんの声のワークショップ。参加するたび、きゅっとかたくなっていた自分の身体と心を柔らかく、ゆっくり調律していくような心地よい感覚を感じています。声と声が自由に重なってうまれるハーモニー、心地よいうねりは、海にたゆたうような、ふわりと透明になって空を舞うような、不思議な、幸せな気持ちになります。そして、‬丁寧に淹れられた珈琲やハーブティー、美味しいごはんをいただく時間は毎回至福のひとときです。

 

そのままのわたしで良いということ。参加者ひとり一人の声の美しさでそれを教えてくれる場所。最初は、声を出すことすら怖かったわたしが、今は声を分かち合うことの楽しさを感じています。

 

靴を履き、玄関のドアノブに手をかけようとすると、動悸が始まる。いつしか自分に備えつけられたかのような、外に出ていく時の、緊張感。喉が塞がる。胸から発する警鐘のようなそれに、わたしは耳を傾けることのないように、大丈夫、大丈夫、と言い聞かせては、まるで何もないかのような素振りでいつも歩き続けていた。 また、動悸がした。
この日ばかりは、新宿駅の人ごみの中で、増幅して、とどまらなかった。コントロールできない胸からの叫び声に、わたしは無力だった。 ふと、美帆さんからいただいた聖歌のメロディーが、頭の中で思い起こされた。浴びるように人が向かってきては過ぎていく中、誰にも聞こえることのできないくらいの声で、小さく歌ってみた。すっと、胸が軽くなる。
塞り、抑えつけられていた喉が開く。目が涙で潤んだ。 歌うことで気づいた。わたしは人ごみがこわいんだ。それは、自分が、自分でなくなるような。心の底では、自分が何かを発していなければ消えてしまうような不安感でいっぱいになっていたのだ。それ以来、家から目的地までの数十分、聖歌から始まる即興を、心の中で歌うことにした。自転車に乗るときも、電車に乗っているときも。拍子が変わって、調が変わって、早くなり、ゆっくりになり。どんな音になったって、それでよいんだ、と思いながら、続けていく。しばらくすると、同じメロディーを何度も、繰り返している自分に気づく。それはまるで、ゆりかごのように、柔らかく、わたしの胸を撫でるのだ。街も、その街で暮らしている人も、自分のことも。目に映る風景が、愛おしく感じる時間になる。 聖歌のカードは、手帳に挟んでおくことにした。そのお守りとともに、これからも歩き続ける。そして、歌い続けていこうと思う。   その一瞬に、心が奏でている音が埋もれていかないように、耳をすませて。