ソラの
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手のかかる小さな命が。

2018.08.25

蝉の声がぱたりと止みました。

 

マンションの扉を開けた足元に、

蝉が仰向けに落ちていました。

手を伸ばすと、指先にしがみついてきます。

そのまま一緒に階段を下りて、欅の幹に。

 

虫は苦手という方には、ぞわぞわしそうなエピソードかもしれません。

 

指先にしがみついてきた小さな命が

そのひととき愛おしいと思えました。

我が家には、犬も猫も居りませんが、

家族の一員として暮らす方々のお気持ちがほんの一瞬、理解できたような気がします。

 

手のかかる小さな命が、全身で自分を頼ってくれるということ