9月17日（月）は、敬老の日。

昭和41年1966年から、祝日です。

そのせいか、重陽の節句9月9日がすっかり影をひそめてしまいました。

 

…というのは先日の、

畑主税さんがお持ちくださいました沖縄銘菓ちんすこうをいただいたときのこと

戦前まで、ちんすこうは、菊の木型でかたどられていたという。

高貴な方へ献上されるお菓子とだった菊型のちんすこうは

戦後アメリカ勢の去来により、ビスケット型に姿を変えていまも愛されるお菓子に

 

重陽の節句は菊の節句とも言われ

以前は、菊を飾って盛大に祝う一日だったらしい。

新暦の9月9日では、菊がまだ多くは咲かないし、菊の節句らしいことが出来ないから

それに、すぐ先に敬老の日という祝日があるならいいかって

いつの間にか、忘れてしまった。

 

和菓子バイヤー畑主税さんと、ハナノヒト太田瑞穂さんのおはなしは

季節とひとびとの暮らしとが密接につながっていること

その地域ごとで、この国を支えている農業があるということを教えてくれました。

 

敬老の日を目の前に、影をひそめたもうひとつの一日を

写真はネットからお借りしました