「サラバ」読了。
2019.04.09
上中下の三巻からなる西加奈子著「サラバ」を読みました。
ひさしぶりにこの長さのものを読み、また小説を読んでみようと思いました。
東京へ来て最初の半年間は、仕事がみつからなくて
いつも歩いて図書館に通っていたことを思い出しました。
そのころの自分と、物語を重ねてしまいそうになりました。
図書館があってよかった。
この世に、物語があってよかった。
目の前の文字を追いかけるだけで、ここではない別の世界に没頭できる
物語がこの世界にたくさんあってほんとうによかった。
―あなたは、あなたの信じるものを見つけてほしい。そしてこの物語に、信じるものを見つけることが出来なかったのであれば、他の物語を読んでほしい。この世界には、数え切れないほどの素晴らしい物語が存在している。何を信じるかは、いつだって、あなたに委ねられているのだ。-