暮しの手帖。
2013.04.03
創刊者の大橋鎮子さんが逝去されました。
その記事を読んだ昨日、古書店で出会ったのが、
「暮しの手帖100号」
なんだか、ずしんと心に響いてきます。
なかには、心に刻んでおきたいと思える
珠玉の言葉があちこちに連なっていて
これはなんといいものを見つけたものでしょうと
喜んでいるところ。
そのなかで、大沸次郎さんのコラム「星の手帖」より
・・・・・
古代のギリシャ人は始終、空の星を見ていて、
動いているから星を生きているものと感じ、
星座という人間やけだものの形を描き出し、
星に宛てはめた。
その気働きや想像力を 進んだ現代の人間は
喪失している。
いつも見ていたら、
もと有った機能が人間に戻ってくるのではないか?
天井の星は美しい。
せめて、そのことだけでも忘れないように
ポケットの手帖に書いて置こうか。
・・・・・
これは、1969年秋に発行されました。
星はきっとそのときのままでしょう。