ソラの
SNS

「雪国」

2019.12.11

この齢になってはじめて読みました。川端康成「雪国」

 

角川文庫ベストセラーの装丁がうつくしくなっているのが目を引き

見返しの紹介文に衝撃を覚えて持ち帰り

高校生のころに読んだはずの冒頭から、もう一度読み直すことにしたのです。

 

川端康成

大阪の開業医の長男として生まれたが、肉親と相次いで死別し、天涯孤独の少年期を送った。大正13年、東大国文科卒業。在学中より新進作家として注目されていた。日本の美と、女性の優しさを深く描出した「雪国」は海外でも評価が高い。昭和43年、日本人初のノーベル文学賞受賞。その4年後、72歳でガス自殺をとげた。

 

この作品は、1934年に起稿、翌年から1937年の間に連載して発表され、

1947年に最後の部分が加えられて、完成されたそう。

実に13年の長きにわたって、すこしもぶれることなく描かれた世界が、

まさしく作者の真にあるのだろう

 

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。―