「ぼくは蒸留家になることにした」
2020.02.03
千葉県大多喜町にある元薬草園との出会いや、江口宏志さんの蒸留家としてのスタートが
この本にはていねいに書かれています。
mitosaya薬草園蒸留所。
実と莢、としてイメージし直すと、そのなまえを一度で覚えることができました。
会社員時代のわたしにとって、
UTRECHT(ユトレヒト)という洗練された本のセレクトショップは、
ひとつの憧れ的な存在でした。
しばらくして開催されるTOKYO ART BOOK FAIRは、
そこに行けば世界中のうつくしい本に出逢えるような気持ちになれて、
ほんとうに感動したのを覚えています。
大成功していたことをきっぱりとひとに譲って、
本というフィールドから大きく異なる道を選んだ背景は何だったのか
タイトルがもうすでに、そんな疑問に答えてくれていて
読み終えたいま、はやくオー・ド・ビーを口にしてみたくなっている。