メイク・オーバーということ。
2013.04.16
「メイク・オーバー」
はじめて出会う言葉です。
これは、古書店で見つけた「暮しの手帖100号(1969年発行版)」に
桂明子さんが寄せたコラムのタイトルでした。
メイク・オーバー=変身
という意味で捉えるのだそう。
当時のアメリカの雑誌では、編集部員がある女性の服装や
ヘアスタイルをすっかり変えて、魅力的にするという企画が
あったという。(今もですね)
それについて、桂明子さんはこう締めくくっています。
・・・・・
彼女たちも、日本の女性同様に、
周囲の目とか夫の意見とか色々な
カセがあるに違いない。
この企画は、その束縛をたち切るきっかけを与える、という意味でも
意義があると思う。
その後すぐもとに戻ったとしても、変身の可能性を知ったことは
プラスになる。
家庭にあっても、妻、母はいつも若くて新鮮でありたい。
それは、新しい知識欲にみち、美に対する感受性が強く、
生きることそのものに熱中しているということに
無関係ではないのだから。
・・・・・
(大橋鎮子さんの功績に最大の敬意を。)