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待ち遠しい公開日。

2020.07.24 Friday

3月からずっと、劇場へも映画館へも行っていないから。それがさみしい、もおぉぉコロナめ

 

ということで公開は来春だけど、たのしみな作品があるので読みました

左木隆三著「身分帳」

 

西川美和監督の最新作「すばらしき世界」の原案となったノンフィクションノベルです。

―人生の大半を獄中で過ごした受刑10犯の男が極寒の刑務所から満期で出所した。身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、世間のルールに従うことができず衝突と挫折の連続に戸惑う。

 

役所広司さんが演じられると聞いて、もうこれはゼッタイとなったのです。

復刊された「身分帳」には、併せて「行路病死人」も編纂されていました。

「身分帳」が出版されてすぐ、モデルとなった主人公がアパートの一室で病死しているのが見つかり、アパート入居契約の保証人となっていた作者が記録したものです。佐木隆三さんをはじめて読んだのですが、この記録があることひとつとってみても、たいへんな人物だったんだろうと尊敬の気持ちが生まれました。

 

身寄りのない。母も父も顔を思い出せず。ほんとうの名前もわからないということが

どんな苦労を強いるのかわかりません。

ただ、出てくるひとびとは、底抜けにお人好しで正直でお節介なひとばかり。

いいひとばかりで、作り話じゃないかとさえ思うくらい

 

短気は損気と、元妻が言うところも

教習所の費用をへそくりから貸してくれるスーパーの主人も

東京からはるばる訪れた小倉での兄弟分宅でのもてなしも

おおきな人間愛にあふれている。

ますます役所広司さんでスクリーンを眺めたくなりました。

 

第二波が襲い掛かっていてまさに窮地の東京だけど

きっと、この作品を映画館で観る。

 

 

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