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遠野遥「破局」

2020.08.26 Wednesday

芥川賞受賞作、遠野遥著「破局」を読みました。

受賞者インタビューや受賞のことばも載っていて、やはり文藝春秋で読んだのは当たりでした。

 

読書は、それを読む前の自分には戻れないというところが圧倒的に面白くて

はじめて読む作者のものなら猶のこと

いま、読後感をたのしんでいる。

 

先の寄稿文に、「作品を覆っている無機質さを、どのように作っていったんでしょうか」と

記者からのインタビューを思い出す。

無機質。生物が関与していないと思わせるさま、命が感じられない様子などを意味する表現。 無機的であるさま。 「無機質」は生体を構成する主要な元素を除いた元素の総称。

 

その印象は、登場人物の名前にもあるのかもしれない。

最初、それは身体の一部が語り掛けているのかと誤解して読んだくらいで

出てきた一節を、もう一度読み返したから

そして次には灯となり、あゝこれは、ポジションなんだと自覚して読む。

 

転職を9回経験していても、一番最初の就活を思い出すことは出来て

世の中に飛び出せる現実に、ワクワクした青さが眩しくなる。

了の字を堺に、さーっと風が通り抜けていく

 

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