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アンケート「自分をケアする料理」

2021.08.03

群像8月号を読んでいます。

小特集エッセイアンケート「自分をケアする料理」が読みたくて

なかに植本一子さん、平野紗季子さんも並び、19人の方が寄稿されていました。

 

エッセイの面白さとは、その文章が全部、そのひとそのものであるというところだと思う。

エピソードも、言葉使いも、行間も。

書かれたひとがそこはかとなく現れていて、このひとなら付き合えそうだ、と感じたり感じなかったり。

 

―ケアは人間の本質そのものでもある。(中略)誰の助けも必要とせずに生きることができる人は存在しない。人間社会では、いつも誰かが誰かをサポートしている。ならば、“独りでは生存することができない仲間を助ける生物”として、人間を定義することもできるのではないか。弱さを他の人が支えること。これが人間の条件であり、可能性であるといえないだろうか。村上靖彦著『ケアとは何か 看護福祉で大事なこと』

編集後記にはじまるこの一節には、

なぜか巡り合えたような気持ちになり、ケアという言葉について新たな印象を持ちました。

 

整えていくこと。

自分で自分を整えていくことも、

ひとの手で整えることも。