佐伯チズの遺した手技を。
2022.05.12
恩師佐伯チズが編み出したフェイシャルトリートメントの手技は、
すべてを2時間30分で昇華させることが最大の特長だとおもいます。
2時間30分。
目まぐるしく動く現代に、自分のために2時間30分という時間を持つのは容易ではありません。
だからこそこの時間を割いて、施術者である私たち他人にゆだねて、肌だけでなく身体に溜まった澱を流す。
フットバスで、背負っている緊張をすこしほぐして
ベッドに横になって、ヘッドマッサージで顔と頭の緊張を抜き、ゆっくりと呼吸。
目を閉じてまぶたの緊張が、ゆっくりと徐々にラクになっていく頃に
うとうとと眠りに落ちたり、また、ふと鳥の声が聞こえたりして
させていただく工程は、恩師に学んだ手技をていねいに進めます。
ありがたいことに、ことしで10年。
その日の肌やコリや緊張の状態によって、手のひらの加減を調整しながらできるようになりました。
手際もよくなり、下準備もほぼいまが最終形なのではと思うほど、
おやすみになっていらっしゃるお客さまをお待たせしないで済むようになりました。
(だからいまでは、実は2時間30分かからないで終了しています)
横になっていらっしゃるお客さまと、終始向き合うトリートメント。
頭の先から足の先までしっかりとほぐしてまいります。
なんどでも感動を味わえる佐伯式のフルコース、これからも大切に続けてまいります。