「電話してるふり」
2022.08.02
バイク川崎バイクさんのデビュー作を読みました。
「世にも奇妙な物語」の原作にもなった表題作「電話してるふり」ほか50作のショートショート小説集。
きっかけは、テレビ東京「家、ついて行ってもイイですか」の放送でした。
部屋で過ごすBKBさんのインタビューに共感していたら、夫が、その「世にも奇妙な物語」を観ていたのです。
子どものころに亡くなった父親に電話をかける、“電話してるふり”を読んで、
岩手県大槌町の“風の電話”を思い出しました。
話すことも、話したいことも、誰でもいいというものではなくて
聞いてもらいたいひとが、きっとそれぞれあるんだよね。
いまに最適な、ショートストーリーの没入感。