あの日からの海。
2014.02.13
ソラへ、水中写真家 鍵井靖章さんがいらしてくださいました。
ワークショップの打ち合わせのために、
お忙しいスケジュールの合間を縫うようにして。
お会いしたのは3度目でしょうか。
都内、神奈川などの大きな会場で
多くの個展を開催され
いま注目される水中写真家の鍵井靖章さん。
いくつものプロジェクトの中、
2011年3月11日以降、
岩手県北部の海をいまも
撮り続けていらっしゃいます。
その写真展が、
3月7日(金)~東京ミッドタウン フジフィルムスクエアで
開催されます。
その海には、あの日から沈み続けるモノがたくさんありました。
それらは、クルマだったり
タイヤや、長靴など
人々の暮らしの中で丘や街にあったモノたちです。
月日が経ち、そのモノたちを棲み処にした海の生き物を、
鍵井靖章さんの写真は
まざまざと教えてくれるでしょう。
こうして、知ることも
小さな一歩だと信じて。
写真は、富士フィルムフォトサロン企画展
「鍵井靖章写真展」より 長靴の中に棲むフサギンポ。