〝クラヤミラムプ〟というヒカリ。
2014.05.24
高円寺駅の商店街をちょっと抜けた路地に、
そのお店IONIO&ETNAは、ひっそりとあります。
狩野岳朗さんが運営される古道具などを扱うお店。
そこにある〝クラヤミラムプ〟に惹かれました。
きっとそれは、明りを灯すというより
暗闇を感じるヒカリ。
夜空に瞬く六等星のように
ひとの目でようやく見つける小さな瞬き。
使われなくなった廃材などで
手作りされるその小さなヒカリは、
それがあることと
それを灯すことが出来るということで
眺めていられる不思議なモノ。
実は、大通りから少し入った住宅地にあるソラは、
日が暮れると とっぷり闇夜に包まれます。
四方を囲む大きな窓を覆う暗闇に
まるでソラが浮いているように感じたり。
窓に顔を近づけて空を眺めたとき
ふと月が青く照らしていたり
小さく星が瞬いていたり
小鳥たちの声も無い夜に
うっすらと流す音楽だけが音になっている。
一日は、朝が来て、昼を迎えて夜になる。
あゝ、夜が待ち遠しくなるような
クラヤミラムプ、いいな。
写真は、IONIO&ETNAのサイトより。