『BROOCH』という鼓動。
2014.08.05
この鼓動は、いつか止まる。
休みなく動き続ける
この拳ほどしかない小さな心臓を、
いつもはすこしも意識していない。
胸に手を当てて
目を閉じて
耳を澄ます。
トクトクトクトク・・・
身体の中心からすこし左にずれたところにそれはあって
鼓動を聴いていると
覚えていないはずなのに
子宮の中で母に守られていたことを
思い出せるんじゃないかとすら想うのです。
そう言えば、子どものころ
〝こころ〟は、どこにあるのだろうと
考えを巡らせたりしたこともありました。
こころは、コロコロよく変わる。
時に周りに大きく影響されたり
時に周りを顧みず
自分のことだけを想ってしまったり
子どものころ抱いていた純粋さを
いつか忘れてしまったり。
そんなとき、この本を開く。
《足りないことを数えすぎて、満ちているいまを 忘れてしまわないように》
(昨日、この本を鮮やかに浮かび上がらせる
感動的な出来事がありました。)