手編みのぬくもり。
2014.11.07
お客さまから、手編みの靴下(カバー)をいただきました。
聴けば、その方のおかあさまが編まれたものだそう。
残り毛糸だと謙遜されていらっしゃいましたが、
どうしてどうして、
なんとも暖かそうな色合いに、かわいらしいコロンとしたデザインです。
手編みならではのぬくもりが、たっぷり詰まったプレゼントに
それをいただく吉村万奈の目が潤んでおりました。
わたしまで、胸がいっぱいになって。
寒い冬も、これでもう安心だと想えるくらいです。
手編みのことを想像すると、
編んでいる時間は、ずっと一緒に過ごされていたんだなぁと
至極当たり前のことなのに、
そのために過ごされたその時間を
わけていただけたように
何ともありがたく感じられます。
時間をいただくというところは、どこか「手紙」に通じるような。
どんなに時代が変わっても
遺していきたい手仕事のぬくもり。
あゝ、今日は、このことを胸に刻むだけで、
もう十分にいい一日になりそうです。