2015.10.02 Friday
雨の西麻布、レターカッティング展へとことことこ。
はじめて訪問するギャラリール・ベインは、
白い壁に囲まれた中庭が心地よい風を運んでくれました。
ソラで、たいへんお世話になっておりますカリグラファー星幸恵さんも
出品される国内初となるレターカッティング展。
石の持つ、まるで悠久とも思える長い年月の重みが
会場の空気や、観る人の心を落ち着かせてくれていて。
しばし見惚れておりました。
清水裕子作 「π」。
10万桁くらいまで、ようやく解析が進んだというその数は
果てしなく続き、まるで宇宙を秘めているかのよう。
永遠に続きますように、
一縷の望みを込めて、ソラに置かせていただくことにいたしました。
この冬いつか、その白い石をご覧ください。
2015.10.01 Thursday
お肌だけでなく、こころも休憩できるところになれたら…
という想いから、月に一度、イベントを開催しています。
素敵な作家さんとのひとときを、おくつろぎください。
vol.31「Kiiiiinoの娘からの手紙」
映画サロンkiiiiinoをご存じの方はいらっしゃいますか。
いまは無き古い一軒家を改装したカフェDADA cafeで、
月に一度、もう5年もの間ずっと開かれていた招待制の映画サロン。
家屋の解体をきっかけに、DADAcafeでのサロンは、
惜しまれながら2015年2月で終了。
キノイグルー有坂塁さんの選ぶ珠玉の映画を観たり、
食事をいただきながらの団欒や、
パフォーマンスを間近で感じられる会でございました。
そのサロンでは、若きアーチストたちが自由な発想で、
自分たちの創造する表現を披露していました。
「m.y.h.t.+きたはらみちこ」も、そのひとつです。
ことば 佐々木光葉は、母へ向けた詩を綴り、朗読します。
からだ 矢吹唯は、その声に合わせて自由に舞う。
カード 田村晴美は、お客さまにその詩を小さなカードにして手渡して
スカート 竹田貴子は、矢吹唯を包む衣装を縫う。
お菓子 北原道子は、イマジネーションを広げてその時だけのお菓子を作る。
kiiiiinoの終わる一年ほど前に結成された女の子からなるユニットは、
そこで、終わる前10ヶ月の間パフォーマンスを続けていたのです。
少女だったころを思い出すような
娘から母へ向けてのポエトリー。
2015年が終わりに近づくころに、再構築してもらえたら。
すべての作品と未発表作品を集大成して、
この日ソラでご覧いただけます。
パティシエきたはらみちこさんが作るお菓子をほおばりながら、
12篇の詩と踊りを、その距離一メートルで感じてみませんか。
開催:11月15日(日)15時開場~17時終了
予約制 定員10名さま(残り2席)
おひとり3,000円 お茶とお菓子付き
*会の構成
1.ウェルカムドリンク
2.自己紹介 (m.y.h.t.+きたはらみちこ)
3.ことばとからだ 「娘からの12通のてがみ」
4.お菓子 「娘のお菓子」
(5.おまけ)
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・お申込み contact@bihadasora.com
※おなまえ、ご連絡先アドレスと携帯番号、11/15の会と、
明記の上メールにてお申込みください。
※先着順にて受付しご本人様へメールにてご連絡/報告申し上げます。
(ご返信は、一営業日中には必ずお返しいたします。
tateyama@bihadasora.comからのメールを受信
できるようにご設定おねがいいたします。)
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「m.y.h.t.」
ことばの欠片が 舞台をつくり
詩のリズムに 音楽がなる
反応していく からだといっしょに
ふわりとゆれる スカートよ
時をゆるめて
カードのなかに とじこめる
ことばとからだの柔らかなセッション。
詩の朗読とコンテンポラリーダンスの調和から、あたらしくてなつかしい時間がうまれます。
2014年4月から、主に映画サロン「kiiiiino」にてパフォーマンスをはじめる。
ことば 佐々木光葉
からだ 矢吹唯
カード 田村晴美
ワンピース 竹田貴子
「きたはらみちこ」
甘味喫茶、カフェ、ケーキ屋などで、つくる仕事を長く続ける。
「kiiiiino」では、映画からイメージしたお菓子を一年間担当。
得意なお菓子は〝スコーン〟。