終了御礼|ヤドリギに千年の長寿を祈り。
2018.11.15
昨日は、ことし一年かけてきたシリーズ企画の最終日。
ハナノヒト太田瑞穂さん、和菓子バイヤー畑主税さん、山ト波 鷹取愛さんをお迎えする
「花をたのしみ、おやつをたのしむ。火と水の狭間で」の開催日でございました。
おかげさまで、たくさんの方にご参加賜り無事に終了することができました。
このたびもほんとうにありがとうございます。
十年かけて大きくなった貴重なヤドリギの大樹を見
同じ水で作り上げられた別注の上生菓子をいただきました。
お菓子は、長野県 開運堂謹製「霜の朝」と名付けられた特注品でございます。
ヤドリギの実は内部に粘り気を抱え、鳥によってあちこちに運ばれて
運よく落葉樹に落ちた樹皮に寄生する。
神話にも登場する神聖な植物のこと
はじめて間近でじっくり観ることができました。
栗の木に寄生した昨日のヤドリギ
はるばる長野県の山奥から、大きな枝についたままの姿です。
その昔、万葉集でも歌われた寄生木に寄せて
年の瀬に無病息災を祈ります。
水の日
ハナノヒト 太田瑞穂(お花)
四季を彩る花屋さんの花は畑からやってきます。豊かな土、輝く光、そよぐ風、そして・・・ふりそそぐ水。花農家の手から私たちの手元に届いた花を生け、季節の花の物語ともに目に福をいただく、そんなすこやかな時間をお過ごしください。
ハナノヒトのインスタグラム hananohito
高島屋和菓子バイヤー 畑主税(お菓子)
和菓子には奥行きがあります。ただ食べて美味しいだけじゃなくて、そこには知られざるさまざまな物語があるのです。歴史だったり、風習だったり、季節歳時記であったり、そして、作り手の想いが込められています。素敵な空間に、手土産に、和菓子の素敵な物語を添えて。
https://twitter.com/wagashibuyer
http://blog.livedoor.jp/wagashibuyer/
山ト波 鷹取愛(企画)
花とお菓子。共通点がないようでものすごく近しい存在です。美しくて、そこにあるだけでうれしくて、ものすごく自由だけど、とても繊細で、憧れだけど、小さいときから二つとも身近にあるもの。そして二つとも消えてなくなる。素晴しき花のひととお菓子の人が集まりました。そんな不思議な魅力のふたつが組合わさるのは、それだけで幸せな奇跡が生まれそうな予感です。