ソラの
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「ソラとハナ」水無月2024年

2024.06.10

(ハナノヒト太田瑞穂さんによる月に一度の連載です)

水無月。

紫陽花がきれいな6月になりました。庭で水くれをしながら、紫陽花には特にたっぷりと水をあげます。花を沢山つけて葉も大きくなり水を沢山欲しがっているみたいなので。そうそう、先日ソラさんにも紫陽花を生けましたね。やさしい空色の紫陽花でした。

紫陽花の季節の少し前、あちこちで芍薬の花が生けてあるのをみかけます。花屋さんにも母の日のあたりから芍薬がぐぐっと増えてきます。私も今年は5月中旬から毎週、玄関に芍薬を飾っています。飾った様子をSNSにあげていると、ある方から「どうしてそんなにきれいに咲くの?いろいろやっても咲かないときがあるじゃない。」と言われました。

ああ、そうか。そうそう、うまく咲かないときもあるのよ。うん、わかる、わかる。

私は住んでいる町にある息子さんとお母さまで営んでいる花屋さんで花を買っています。芍薬を買うときは花屋さんで「これとこれとこれを下さい。」って花を選ぶ、ちょっとうるさい客で、茎も葉も蕾もよくみて選んで買っています。花屋さんも「また来た!」と思っているはず。スーパーや八百屋さんで野菜を選ぶ時、例えば、トマトだとヘタの部分や星が出ているかとか色艶と見るでしょ。花も一緒です。芍薬は蕾の時、咲き方や色が素人目にはわからないので、まずよく聞いて、それから茎、葉、蕾がふっくらしているものを買います。

茎と葉は大切なんです。水をたっぷり吸い上げて花を咲かせる力があるかどうか。細く筋張っているよりも、勢いがあり、花首のあたりがちょっとふっくらとしている感じ・・・見せてあげたい!葉は大きすぎず、張りがあり、色の美しい・・・見せてあげたい。蕾はすこし花色が見えるくらいで、やっぱり水をよく飲んでふっくらしている位・・・見せてあげたい!

1本づつ手に取って選ぶことはしませんが、「選んでもいいですか?」と声をかけ、花屋に並んでいる花を見て「これは!!」っていうのをとってもらっています。花屋さんの前やスーパーにある花のコーナーの束売りの時もものすごい選んで手に取っているという・・・。真剣です。

芍薬は蕾の状態で我が家にきて、大体4~6日間位楽しみます。最後の日は、花びらが散っていくドラマチックな光景にたどり着くわけです。温度や湿度、様々な要因でたどり着かず「しゅん」と終わる時もありますよ。でもがっかりぜす、また飾る。

今は4月から6月中旬位まで芍薬が出荷されています。秋にも南半球の輸入芍薬が市場に並びます。私は露地栽培の芍薬が好きなので、自分の家には5月下旬から6月中旬の一か月ないかな~のあたりに飾っています。

今日の芍薬は白雪姫。もう触ったら花弁は落ちそうなので、我が家に飾る今年最後の芍薬を買いに行こうと思います。