「ソラとハナ」葉月2024年
2024.08.21
(ハナノヒト太田瑞穂さんによる月に一度の連載です。)
葉月。
今年の夏の暑さ、体がついていきません。歩いていると焼けたアスファルトで靴底からも暑さを感じるほど。いつもの夏のお帽子も日傘も大活躍な毎日です。夏バテかなあと思っていたらCOVID-19にとうとう感染。お盆休み前、これで私の夏休みは終わるなあ・・・とがっかりしました。そんなわけでこの原稿も今になっている次第です。
夫婦二人暮らし。家人は高次脳機能障害もあるのでCOVID-19にかからないように気をつけて生活をしていました。他人様からみたら、馬鹿にされるくらいに。人混みでのマスク、手洗い、うがい、相変わらずの消毒薬の持ち歩き。高齢者や疾患のある人は外出を控えろというけれど、ずっと日陰暮らしをしていろという事なのか???と、なんというか、もどかしさというか、苛立ちというか、そんな思いもしていました。高齢のお互いの両親の家にも行くわけだしねえ。ワクチンも2回接種したけれど、毎回びっくりするくらい調子が悪くなったしね。
いつも元気な我が家、どんな感じだったの??とやたらと聞かれるので、忘備録として書いておこうと思います。
その日の朝は6時前に目が覚めて「あら、早起きしちゃったなあ」と、この時は何ともなかったんです。仕事に行く予定だったので台所を片づけ、掃除をし、暑くなるから水やりもしなくちゃと庭に出て掃き掃除と水やりをして、その後です。「ものすごく体の中が暑い。今日は汗が全く出ていないぞ」と驚きました。熱中症かなあと麦茶を飲み、お昼のお弁当と朝ごはんの準備をして座ったら汗が全く出ていない。おかしい。いつもならびっしょり汗をかいているのに・・・。熱を測ると38.5度。ああ、感染したな・・・。検査キットはあるし、解熱剤もある、昨日買い物もしてあるから食べ物も4日分はたっぷりある。隔離は・・・無理よね、我が家。
心配そうにしていた家人がすぐに足りないものを買い物に行き、昼ご飯はつくっておいたお弁当。夜は家人の作った晩御飯を食べ、私は40度近い熱の中。でもお腹はすく。体の中でものすごい戦いが起きているなあと思いながら、栄養補給だ!食べて出してなおすのだ~!!と食べる。そして久しぶりのお腹ブクブク現象、胃もたれ。夜中に販売機にコーラを買いに行く私。胃がおかしい時はコーラが一番とフランス人に言われてからこれが私の体には一番効く。でも最終的には漢方胃腸薬を飲んだけれどね。
36時間の高熱。そしてピタッと熱は下がった。ワクチン接種の後はもっと高熱が続いたなあ・・・。あの時より楽かなあ。家人は私の発症から36時間後に悪寒からの高熱。やはり36時間後に熱が下がる。二人の発症に時差かあったから助かったなあという事と、検査キットは常備してあってよかった。陽性がちゃんと目視確認できたし。
1週間のお篭り生活。咳はあまり出ず、鼻水が残りました。私の鼻づまりがすごくて、においがあまりわからずに辛かったなあ。軽症だと言われてもあの高熱は一人暮らしの人や基礎疾患のある方や高齢者はつらいと思います。もう2度とかかりたくないもん。
元気にならないと花の世話もできないもので…来月は季節のお話を是非。皆様もどうぞ、お気をつけて。