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「ソラとハナ」水無月2025年

2025.06.12

(ハナノヒト太田瑞穂さんによる月に一度の連載です)

水無月

梅雨。6月の楽しみ芍薬を飾って眺めています。どこへ遊びに行くわけでものなく、家で過ごすことが多い我が家の休日、毎年恒例の芍薬月間を楽しみました。この贅沢、週に一度の花屋通いで4週間ほど楽しみますが、そろそろ終わりです。今年は富士という品種から始まり、かぐや姫とエッジドサーモン、3週目の今日はスプレー咲きの濃いピンクの芍薬を飾っています。もう1回くらい飾りたいなあと思っていますが、どうでしょうね。なんだか季節が駆け足なので、好きな芍薬に出会えるかどうかは神のみぞ知るというところでしょうか。

そんな芍薬三昧が終わると紫陽花祭りを始めます。庭に咲く紫陽花、ご近所の紫陽花、知り合いの紫陽花を頂いたりして・・・と思ったら、なんと今年我が家の紫陽花が全く咲く気配がない!蕾を一つも持っていない!みんなの紫陽花はとっても綺麗なのに!

もうそれは春先にわかっていた事。ああ、今年は咲かないなあと花芽を持たない紫陽花を見ては「ごめんよ。私が悪かったんだよ」話しかけていたのです。理由もわかっているし仕方がない。「来年まで待ってね」と思いながらの朝の水やり。花を育てていると「次は!」の挽回が1年後。その挽回のために日々の積み重ねが大切だよと教えられます。お恥ずかしいかぎりです。

さあ、庭の紫陽花が咲かないとなると人頼み。庭友達のマダム達が彼女たちの庭に咲くモリモリとした紫陽花を「切っていいわよ」と声をかけてくださいました。「貴女のおかげでうちの紫陽花はこんなに咲くようになったのに、どうしちゃったの~?バタバタしていたのね~、どうぞ、持って行ってね。」とありがたし。感謝。

おまじない用の紫陽花をどうしようかと悩んでいたの。

これまた毎年恒例のおまじない。庭の紫陽花を摘みとり、健康を祈って半紙でくるみ、少し高いところに吊るす。これだけ。「毎年、必ず」というところが肝心で、紫陽花を育てる、朝早くに摘み取る、半紙を用意してくるむ、水引をかける(半紙に蝶結び)、背伸びして高いところに吊るす。簡単な作業と片づけられるのは若いうちで歳を重ねると億劫になったり、上手く出来ないことがでてきたり。「来年も同じことを滞りなく出来ますように」という事なんでしょうね。平和でなかったらできないだろうし。

紫陽花のおまじないですが、私は夏至の日に行います。今年は6月21日の土曜日です。6月の6の付く日、6日、16日、26日に行う方もいるし、吊るす場所も軒下、玄関、お手洗いと地方や行う方で違いがあるようで、おまじないだから口伝で伝わって、こうなっているのかなあと思います。日本全国だから紫陽花の丁度良い咲き具合の頃合いが関係しているかも。

我が家は玄関近くの階段の途中に毎年吊るします。風通しもよく、目に留まるところなのでこの場所がいいかなあと。それよりまず、庭の紫陽花が咲いていないので、紫陽花を手に入れなきゃね。