ソラの
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【ソラとハナ。葉月2025年】

2025.08.12

(ハナノヒト太田瑞穂さんによる月に一度の連載です。)

葉月。

蝉はどこにいるんだろう。蝉の声が聞こえない夏なんてと思っていたら、気温が少し下がったところで、やっとやっと鳴きはじめました。よかったよ~。今までどうしていたのよと蝉に問いただしたい気分です。我が家の裏手にある大きなお家のメタセコイアやタイサンボク、桜の木が無くなったからかなあと心配していました。一気に3本の木が無くなるというのは蝉にとっても一大事だった気がします。まあ、この暑さだからというのが蝉の本音でしょうが。

毎日毎日暑い日が続いたり、大雨が降ったりすると天気予報が気になります。最近、天気予報を観ていると、天気図があまり登場しない・・・・・。寂しい。天気図よりも「いつ、どこで雨が降るのか?」ピンポイントの予報が大切。わかります、理解は出来る。傘がいるのかどうなのか、車で行くのか、電車に乗るか、昔の私ならば今日は外でフラワーシャワーは出来るのぉ~~~???と細かく気になりますもの。どういう気圧配置になっているのか?前線はどこにあるのか?この熱帯低気圧は台風になるのか?そんなことより私の生活圏はどうなのよってことになるわけです。

先日、私の花仲間が産地巡りに行ったそうです。その時、ある花農家さんに伺った時、私と電話で話していると聞き、「瑞穂さんと何を話しているんですか?」と聞いたらその花農家さんが「天気の話かなあ~。あの人(私)世界の天気とかも観ちゃっているし、天気図みて台風進路を予想しているし。笑」と言っていたので笑ってしまったとの事。そう、花農家さんと話すときは確かに天気の話が多いのよ、私。地図や地形図、航空写真も見てから行くし。今は便利よ、例のマップ。

花や植物を扱っていると天気は大切なのです。花屋をやっている時はそれを頭に入れて仕入れをしていたし(いつもじゃないけど)。

台風が来れば水害があったり、塩害になったりする。豪雪になれば雪害が起こる。苗を植えた時に暑すぎたり、寒すぎたりすれば育ちが変わる。それを花農家さんが本当に素晴しくうまく育てて下さるんです。日本の花農家さんの技術力はすごいのですよ。そこ、わかってほしいのよ。

産地に行くと「山に雲がかかってきたから、もう少しすると雨が来ますよ。大した雨じゃないけど。」とか「この風が吹いてきたから移動しましょう。」とか言われます。かっこいい・・・。惚れる。当たり前のことだとおっしゃいます。毎日ここにいるのだからと笑われます。ハウスの中に毎日の天気と温度が書き記しているバラ農家のお父さんがいました。そういえば花屋のお母さんも毎日の天気と気温とメモを手帳に記していました。

「お天気は大切だから。こうしておけば、これからの役に立つ。」
ふたりとも同じことを言っていたなあ。

天気の話は挨拶だけじゃないのよ。