「ほんとの日曜日」vol.4のリポートです。
2015.07.26
アテンションプリーズ!
レモンエアラインのシラスアキコです。
「ほんとの日曜日」最終回。
そしてこの日も、雨。
4回連続、雨……..もしかして雨女は私?
会場は西横浜の「三田商店」。
三田修平さんが発信する、あたらしい場所。
(正式オープンする数日前ですが、トクベツに使わせていただきました)
ヨーロッパみたい。
もとは古くから続いた理容室だったらしい。
このドアをあけると、ジャンルを越えた本たちが、
好奇心めがけて胸に飛び込んでくる。
わくわくがつまった場所。でもとっても静かで。
雨、小降りになってきた。
そろそろ時間ですな。
朝の10時はもうすぐ。
おはようございますー!
ほんとの日曜日にようこそ。
ゲストは、ミュージシャンで俳優の小木戸利光さんです。
うつくしい透明な水が、身体の中でつつつーと循環している感じのひと。
テーマは「あなたの17歳と、サリンジャーと」。
小木戸利光さんの朗読がはじまりました。
J.D.サリンジャーが書いた「ライ麦畑でつかまえて」。
最初に原書(英語)で読み、
その後に日本語版(野崎孝訳)で読む、バイリンガル形式で。
主人公が高校を退学処分になって、
ニューヨークの実家に戻る数日間のおはなし。
やりきれない気持ち、絶望感、憧れ…こころの中のでこぼこが、
時にくるしいほど伝わってくる。
17歳か…。あなたはどんな気持ちでしたか。
さて今のジブンから、17歳のジブンに、
手紙を書いてみましょう。
17歳のジブンに何て声をかけてあげよう。
あの頃の時間にトリップして…あの頃の気持ちに寄り添ってみる。
なんだか不思議な気分にもなるね。
17歳と今、どちらも同じジブンなんだけど、
何かすごく別のひとにもおもえたり。愛おしくおもえたり。
三田修平さんも17歳へ…。
そろそろ、ほんとのブランチ、いただきましょうか。
じゃがいもの冷製スープだ。
湿度の高いこんな日にうれしい〜。
「あゆみ食堂」の大塩あゆ美さんです。
いつも美味しいものを、ありがとうございます!
サンドイッチの袋。あゆみ食堂のシールが可愛い。
「ライ麦畑でつかまえて」にちなんで、ライ麦畑のサンドイッチ。
にんじんとマーマレードジャムの相性GOOD!
食べ物のもつ色味が似ている同士は、味の相性もいいのだそう。
さて、みなさんの手紙を、小木戸さんが代表して読みます。
部活で大変だったこと。ぎりぎりな気分だったこと。
学校がいやでしかたなかったこと。
早くこの環境から抜け出したかったこと。
でも、意外に、大人もたのしいよ。これからいいことあるよ。
気がついたら、雨はあがっていた。
なんだか、遠くまで、旅をしていたような気分だった。
17歳まで、もどったからかな。
最後はシラスアキコの朗読。
書き下ろしのレモンエアライン「17歳のカバン」。
4回シリーズの最終回にふさわしい内容でした。
ほんとの日曜日で、ほんとのジブンが見えてきた、気がする。
撮影は小黒隆介さん。
ひとの温もりが伝わってくる写真を、ありがとうございました!!
* * *
今回のために作ったフライヤー。
写真家・keiko kuritaに、小木戸利光の17歳を撮影していただきました。
森の中で呼吸する、目をとじる、本のページをめくる….。
ふたりのフォトセッションは、
”大人になっても17歳を卒業しなくてもいいんだよ”って、
耳元でおしえてくれたような写真だった。
衣装は雪浦聖子さんの「sneeuw」を着させていただきました。
フライヤーデザインは、FRASCOの 石黒潤さん。
4回シリーズの「ほんとの日曜日」、
日曜の早朝から集まっていただいた参加者さま、
ゲストのみなさま、一緒に作ってくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
楽しかった〜!こころの地図がグイーンと広がりました!!
またいつか、ほんとの、本との日曜日でお会いしましょう。
シラスアキコ
*おしらせ*
「あなたの17歳と、サリンジャーと」再演決定!(残り1席)
8月23日(日)表参道のフェイシャルサロン「美肌室ソラ」にて。
くわしくはこちらまで。
http://bihadasora.com/archives/11320
◎「ほんとの日曜日」は、手作りのイベントです。
”お肌とこころの休憩所”である「美肌室ソラ」の空気を、
ポケットの中に持ち歩けたら…。そんな想いで生まれた読む飛行機
「レモンエアライン」が、今度は本を飛びだして、ここブックアパートで
「ほんとの日曜日」という時間を生み出します。
”こころがふうわり”の連鎖がどうか叶いますように。