ほんとうの春のはじまり、春分の日。
2015.03.21
今日は、春分の日。
昼と夜の時間がちょうど同じになる一日でございます。
太陽と月に見守られたこの星に、
同じ時間ずつ輝いてくれる一日。
これまでも、あちこちで春の気配がありました。
今日からが、本格的な春のはじまりにございます。
そろそろ、桜前線の話題も聴かれるころ
道端に咲く花も、いくつも見られることでしょう。
花や木を、眺めていると勇気づけられるような気持ちになるのは、
先日の読書サロンのおかげでしょうか。
心に響いた一篇を、ここに。
・・・・・
たんぽゝと小声にいひて見て一人(星野立子)
・・・・・
星野立子、歌人として昭和に生きた女性。
正岡子規の後継者である高浜虚子の娘。
以下の引用は、こちらのサイトより。
虚子でさえ感嘆するような感覚のやわらかさ、鋭さを立子は持っていました。
三十代半ばになった立子の手帳に
「私はあなたの生涯を見ることが出来ないことを残念に思う」と
虚子は書いています。
立子がどんな俳句の世界を展開していくのか、虚子は楽しみにしていました。
それほどの感性をもっていたのが、
星野立子でした。