〝昨日と同じ一日を過ごしてください〟
2015.04.10
重度の自閉症者である東田直樹さんは、22歳。
著書「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」は、
翻訳されて世界20か国以上で出版されました。
東田直樹さんの一問一答が掲載されていると聴き
はじめてビックイシュ―を買いました。
ソラのご近所では、
表参道の交差点付近でいつも手に持って販売されているのです。
なかには、眩しいようなことばがたくさんありました。
その一部をここに。
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Q:生きるのがつらい時、どうしたらいいでしょうか?
A:どこかに出口があるとは考えず、じっと立ち止まってください。
そして、昨日と同じ1日を過ごしてください。
つらい気持ちと向き合おうとしなくても、人は生きていけます。
あなたが悪いわけではないのです。
人は与えられた環境の中で、精いっぱい生きなければならない動物です。
たとえ、自分の精いっぱいが他の人と違っても、恥ずかしいことではありません。
Q:悲しいことですが、ずるい考え方の人や誰かを傷つける人もいます。
でもそんな人も生まれた時は優しかったのかもしれません。
そんな人たちが元の優しい心に戻るためには何が必要だと思いますか?
A:生まれた時から優しい人などいないと思います。
すべて生まれた時から学んだことです。
そうなりたいと本人が望まなければ、優しい心の持ち主には、
なれないのではないでしょうか。
その人も自分にとって大切な人には、優しいのかもしれません。
僕たちにできることは、
だまされた人や傷ついた人たちに手を差し伸べることです。
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