ギリシャ神話と星座。
2015.06.30
夜空に瞬く星を眺めていた先人たちは、
星にも命があると考えていたのでしょうか。
連なりあう星々を一定の形として星座とみなした人々へ、
気の遠くなるような年月を経てもなお、
わたしたちは今も同じ輝きを眺めています。
その星座にひとつひとつ物語を紡いだギリシャ神話には、
なぜか、憧れのような感情を抱えるのです。
多感な中高生のころに、それに触れたからでしょうか。
記憶はおぼろげになりながら、
ギリシャ神話という響きには、
どこかロマンを感じるのだから不思議なものでございます。
吟遊詩人という浮世離れした生き方をした人たちのこと。
その昔、一日は太陽と共に活動し、
いまよりずっと長い闇夜を過ごしてきたのでしょう。
何を考え、どんな暮らしをしていたのか。
その暮らしの中から生まれた神話の数々に
今の私が、何を感じているのだろう。
神話の国が、周囲に見放されることのないよう。
小さな祈りを捧げます。
写真はネットより。