文字の石彫、レターカッティング。
2015.10.02
雨の西麻布、レターカッティング展へとことことこ。
はじめて訪問するギャラリール・ベインは、
白い壁に囲まれた中庭が心地よい風を運んでくれました。
ソラで、たいへんお世話になっておりますカリグラファー星幸恵さんも
出品される国内初となるレターカッティング展。
石の持つ、まるで悠久とも思える長い年月の重みが
会場の空気や、観る人の心を落ち着かせてくれていて。
しばし見惚れておりました。
清水裕子作 「π」。
10万桁くらいまで、ようやく解析が進んだというその数は
果てしなく続き、まるで宇宙を秘めているかのよう。
永遠に続きますように、
一縷の望みを込めて、ソラに置かせていただくことにいたしました。
この冬いつか、その白い石をご覧ください。