ソラの
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灯は、どこか懐かしい気持ちに。

2015.11.26

昨日は、打ち合わせが重なった一日でございました。

好きでしていることですから、

楽しいワクワクした気持ちが顔中に現れているのでしょう。

このときばかりは、なんだかニコニコしてばかり。

新年これを開く日に、

どんな笑顔に会えるかといまから嬉しくなってまいります。

 

一つ目は、2月21日(日)に開く会の打ち合わせ。

和菓子作家 wanokashi89 伊東聡子さん、

作灯 河合悠さん、

選曲に、音楽レーベルSCHOLE.inc 菊地慎さん

がいらしてくださいました。

 

「白い和菓子のフルコースと、その余韻。」

と題して、和菓子と音楽が一体となったメニューをお召し上がりいただきながら、

キャンドルの灯がその空間を醸成していくひとときを、

企画しています。

 

真冬の、もしかしたら雪が舞うような寒い日に

白い和菓子のいくつかを、音楽に寄り添いながらたのしんで

夕暮れときから辺り一面闇に溶け込むそのときを

ちいさな灯で静かに送れたら。

 

ひとがいまの文明を切り開く前、

およそ200万年前の祖先がはじめて火を使ったといわれています。

生きるために必要な栄養源を採るために、

外敵から身を守るために。

 

どうやって、その火を起こすことを発見したのでしょう。

ギリシャ神話には、プロテウスが天上の火を盗み、

人に与えたという一節があるそうです。

ゼウスの怒りをかったプロテウスは、

パンドラに箱を持たせて地上に送り込み、

好奇心から開け放たれたその箱に、

あらゆる苦悩と絶望の種が飛び出して

世界へ広がっていったとされる…

 

そんな神話さえ、どこか懐かしむ気持になれるほど、

ちいさな灯には計り知れないエネルギーがみなぎっている。

 

心に灯がともるようなひとときを、

おたのしみいただけたらと願いつつ

準備を進めて参ります。

 

河合悠さんが、ご自身の作品をソラに置いていってくださいました。

kawaiyu