百人一首をもういちど。
2016.06.18
紀伊国屋書店の短歌コーナーで
目に留まった漫画本、今日マチ子著「百人一首ノート」を眺めています。
子どものころに、意味も考えずにただただ読んでいたそれが
今日マチ子さんが描かれる百人一首のあたらしい解釈で
たのしめます。
ああ、そうだったのねと
面白かったり、切なかったり。
“今来むと いひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな”
-すぐに行く、とあなたがおっしゃったので、9月の夜長をひたすら待ち続けていたら、
有明の月が見える明け方になってしまいました。-
元歌の歌意が添えてあるので、照らし合わせて眺められます。
素性法師(そせいほうし)が眺めた月は、いまも変わらず。