『暮しの手帖』の前身を。
2016.07.02
すっかり、「とと姉ちゃん」に魅せられて
久しぶりに“暮しの手帖”を買いました。
そしたら、特別付録に“暮しの手帖”の前身『スタイルブック』の復刻版がついてて、
大喜びしています。
洋裁はやりませんが、その当時にどんな雑誌を作っておられたのか
とても興味深く読みました。
戦後1年目にして発行された雑誌です。
そのようなときに、どうしてファッション誌だったのかと驚きましたが、
理由を読んでなるほどと。
・・・・・
ほんとうは、食べるものや住まいのことも取り上げた
「暮らし」の総合雑誌を作りたかったけれど、
戦後すぐは、何もかもが配給で材料が手に入らず、
あるのは箪笥に残った着物地だけでした。
(略)
「たとへ一枚の新しい生地がなくても、
もっとあなたは美しくなれる
スタイルブック 定価十二円 送料五十銭
少ししか作れません 前金ください。」
小さな広告を新聞に載せると、全国からたくさんの郵便為替が届きました。
あんまり連日届くので、封を切る手にハサミタコができたほど。
「うれしかったのです。うれしかったのです。」
そのときの気持ちを、大橋はそう著しています。
・・・・・
そして、本誌の中で、いますぐにでも役立ちそうなヒントが…
16.元気のない様子の人がいたら、何も言わずにいたわりましょう。
「疲れてる?」などと聞くのはやめましょう。
どうか、今日もお元気で