104歳を現役で生きる。
2016.09.04
1911年10月4日生まれ、104歳11ヶ月。
日野原重明さんは、いまも現役の医師として
聖路加国際病院の名誉院長として働いていらっしゃるという
2006年に出版された著書「十歳のきみへ」を読みました。
104年という年月は、途方もなく永くて
経験していないからか想像することも難しいけれど
プロフィールに書かれた事柄を読み
なんてスーパーな人生なのだろうと尊敬するしかありません。
自分が10歳のころ、どうだったか想い出せないくらいなのに、
日野原重明さんはやさしいことばで語り掛けるように
説いていらっしゃいました。
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第二章「人間はすごい」より
今日きみが失敗して、みんなに笑われてなみだをこぼした体験は、いつか友だちが失敗したときに、その気持ちをだれよりもわかってあげられるためのレッスンなのかもしれません。今日きみがほめられたときに味わった、晴れやかな、ほこらしい気分は、きみがもっと大きなことに勇気をもってチャレンジするための準備運動みたいなものかもしれません。どんな瞬間のなかにも、きみがなにかを学べるチャンスがかくされているということです。ただし、自分がいつ、何を学んだのか、そこに気づけるかどうかはきみしだい、ということを忘れないでくださいよ。
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