手を振ってもらえることの嬉しさよ。
2016.09.17
昨日、念願だった観光列車「ろくもん電車」に揺られ
軽井沢から長野までの小さな旅をたのしむことができました。
遠くの山々が薄くかかったもやとなじんで
たわわに実った稲穂がなびき、穏やかな風景が広がっています。
稲刈りもはじまって、はぜかけ米がちらほら並んでおりました。
約2時間25分の鈍行列車の旅がはじまります。
地元で評判のシェフが、腕を振るったお料理の数々をいただきます。
コース仕立てになったメニューは、複数のシェフがそれぞれを担当されているようでした
途中駅のホームには、コックコートをつけたシェフが手を振って見送ってくださいます。
道すがら、園児たちの可愛らしいお見送りを受けたり
しなの鉄道の社員の方々のお見送りをいただいたり
ホームや沿道で手を振ってくださるひとびとが嬉しくて
じわじわと沁みてまいります。
いつかテレビで、九州の観光列車「ななつ星」の様子を観たときに
乗客の方が涙するシーンを、
どうして泣けるんだろうって不思議に思ったことがありましたが
その訳がわかったような気がします。
はじめての旅で、すっかり観光列車に魅せられてしまいました。