100歳の大往生。
2016.10.11
昨日は、予想外の展開がある一日でございました。
前夜の金婚式祝いを済ませ、日課のモーニングを食べた後
名古屋駅へ向かった夫の携帯に、珍しく義父からの着信が
祖母が息を引き取ったとの一報が入ったのです。
先の敬老の日に、市から100歳の長寿を祝っていただいた矢先
ベッドから転落して骨折し、ホームから病院を転院し、療養していたところでした。
義父は、入会していた葬儀社へすぐ手配を済ませ
わたしたちは、東京行きのチケットを捨てて、町の小さな葬儀場へ向かいます。
おくりびとにより、きれいに整えられた祖母へ焼香させていただくことができました。
その間、4.5時間だったでしょうか
第一報から、祖母が安置されるその場所へたどり着くまで
夫は、兄や義父や義母となんども電話で話しては
会場まで行くことができました。
祖母は、家族と呼ぶことのできる血縁が、義母ひとりでございますので
家族葬にて見送ると、義父が決めておりました。
これまで、訪れるたびに聴いていた祖母の人生を
義母から改めて聴くことができ
100年の生涯に想いを馳せながら、東京へ戻りました。
大戦で戦死した最初の夫との間に生まれた義母。
その後も、ふたりの夫と相次いで死別し、東北で小さなラーメン店を切り盛りしていた祖母。
高齢になり、実子(の義母)の暮らす愛知県へ移住し、100歳にして大往生す。
「これで、ようやくラクになったね。」と、言う義母のことばが、
本人やそこにいる私たち全員を救ってくれたようでありました。