化粧室に詩を飾る。
2016.11.12
ソラでは、化粧室に詩を飾っています。
ほんのときどき、小さな模様替えをするようなつもりになって
本棚にある小物や、窓辺に飾る小物を入れ替えていて
化粧室は、ひとり静かに過ごす場所。
読むともなしに、ぼんやりとその詩を目で追いかけていると
なぜだかいつも、違う場景が浮かぶのでした。
ことばの持つ自由さなのでしょう
目にしたときの気分や体調、はたまた時間が違うというだけで
同じことばも印象が変わっていくような
・・・・・
「白い手」
尾形亀之助 作
うとうと と
眠りに落ちそうな
昼 -
私のネクタイピンを
そつとぬかそうとするのはどなたの手です
どうしたことかすつかり疲れてしまつて
首があがらないほどです
ね
レモンの汁を部屋にはじいて下さい
・・・・・