もはや鳥であるかのように。
2016.12.05
無事に終了することができました。
ご来場くださいましたみなさまには、
ほんとうにありがとうございました。
歌人 小原奈実さんと、左右社 東辻浩太郎さんのトークは、
小原奈実さんの独自の視点で選び抜かれた短歌のアンソロジーを
手元に進行いたします。
古今東西、鳥をモチーフにしている短歌が20首。
古くは万葉集にあるものから、ご自身の詠まれたものまで幅広く選んでくださいました。
選ぶ理由をそれぞれに、一言二言添えてくださって
いまもこうして自分なりに考察を深めているところでございます。
<老いてわれは窓に仕へむ鳥来なばこころささげて鳥の宴を 小原奈実>
「寝たきりになっても、ベッドを窓辺に置いてください。」
そうすればいつも、鳥の姿を観ていられるから…
うら若き、いのち漲るころに詠む歌にさえ、溢れるくらいに鳥への愛を感じます。
お母さまとのLINEでは、もはや鳥であるかのようなメッセージがあると、
はにかむ様子を思い出しながら
あゝいい時間だったと、しみじみ朝を迎えました。
写真は、食堂・音楽室アルマカンのしおりさんが焼いてくださいました
「卵のお菓子」のおみやげです。