ソラの
SNS

もはや鳥であるかのように。

2016.12.05

日曜日、vol.42「鳥の短歌譚とクリスマスカバー。」

無事に終了することができました。

ご来場くださいましたみなさまには、

ほんとうにありがとうございました。

 

歌人 小原奈実さんと、左右社 東辻浩太郎さんのトークは、

小原奈実さんの独自の視点で選び抜かれた短歌のアンソロジーを

手元に進行いたします。

古今東西、鳥をモチーフにしている短歌が20首。

古くは万葉集にあるものから、ご自身の詠まれたものまで幅広く選んでくださいました。

 

選ぶ理由をそれぞれに、一言二言添えてくださって

いまもこうして自分なりに考察を深めているところでございます。

 

<老いてわれは窓に仕へむ鳥来なばこころささげて鳥の宴を 小原奈実>

 

「寝たきりになっても、ベッドを窓辺に置いてください。」

そうすればいつも、鳥の姿を観ていられるから…

うら若き、いのち漲るころに詠む歌にさえ、溢れるくらいに鳥への愛を感じます。

お母さまとのLINEでは、もはや鳥であるかのようなメッセージがあると、

はにかむ様子を思い出しながら

 

あゝいい時間だったと、しみじみ朝を迎えました。

 

写真は、食堂・音楽室アルマカンのしおりさんが焼いてくださいました

「卵のお菓子」のおみやげです。

img_2945

tamago