映画「TALENTIME」を観て。
2017.05.12
キノ・イグルー有坂塁さんが、これはいいから観てね、という映画。
(いいよ、ならいつも聞いてたけど。観てね、と言われた作品は初めて!)
今は亡きヤスミン・アフマド監督の最後の作品「TALENTIME」を
観てまいりました。
たくさんの民族が暮らすマレーシアで、
高校生たちが音楽コンクール‘タレンタイム’に挑戦する
かけがえのない青春を描く。
完成後8年にわたり自主上映が続けられ、そのたび満席が続出。
多くのひとが、心のベストワンと慈しむ映画です。
…と、チラシに書いてありました。
観終わって、何と言ったらいいのか
自分の頭の中がうまく整理できないまま
ソラまでの道を、ものすごく遠回りして歩きました。
歩いて歩いて、歩き続けていると、
いつかすーっと糸がほどけていくような気がするから
マレー系、インド系、中国系の民族や宗教の違い。
またイギリス植民地時代の名残りも強いその街で
音楽を共通言語にした高校生たち。
できるだけ先入観を捨て
この世界に起きていることを
気が付ける大人になれますように
いまの私とほぼ変わらない年齢で、
2009年に脳内出血で急逝されたヤスミン・アフマド監督。
最後に遺してくれた「TALENTIME」に感謝をこめて
5/26(金)まで、渋谷イメージフォーラムにて上映中。
朝10時50分~の一日一回上映です。