もういい加減にやんでくれないものかと、長雨の降り続く夕暮れに池のへりに立てば、ここに降り込んだ雨滴が、天上のほんの一部分での経験を、語りきかせている。大きな話のようである。大きさなどのない話かも知れない。(串田孫一『雲花雨雪樹鳥海夜』より)
こちらは、2016年6月の読書サロンで、出会ったことば。
ヒロイヨミ社 山元伸子さんのフィルターを通して、わたしたちに降ってきた。
八月であることを、うっかり忘れそうになるほど雨が降ります。
今朝は、すこし寒いような気さえして
どうぞ、体調など崩されませんように
このまま処暑を迎えるのかな