新美南吉「秋風之賦」
2017.09.04
1913年に愛知県で生まれた新美南吉は、29歳で亡くなるまでの生涯に
「ごんぎつね」ほか、1500もの作品をのこしています。
新美南吉記念館のサイトに、いくつかのことばが記載されていました。
「何でもゆるすこと。何でもうけ入れること。」
病で亡くなる少し前に記された日記にあったことばです。
結核がまだ不治の病と言われた時代に、
長い闘病生活の中、どんな日々を送っていたのでしょう
まだほんの100年も経っていないのに
29歳という若さで、この世を去った青年の
救えたはずの命を惜しむ。
9月の詩のカードは、新美南吉作「秋風之賦」でございます。