映画「ドリーム」より。
2017.10.10
公開中の映画「ドリーム」を観てまいりました。
全ての働く人々に贈る、勇気と感動の実話。
NASAによる宇宙開発の偉業を支えた3人の黒人数学者たち。
1960年代初頭、アメリカが超大国の威信をかけて推進していた有人宇宙飛行計画を背景にした本作は、その“マーキュリー計画”において黒人の女性数学者たちが多大な貢献を成し遂げた史実を描き出す。
公民権運動が起こる時代に、黒人であることが
どれほど厳しい状況におかれていたのか
劇中でも垣間見えるシーンがたくさん描かれています。
ちょうど、「ある奴隷少女におこった出来事」を、読んだ後だったので
それを観て、気づくことができました。
通う学校も、教会も、図書館もすべて区別されていました。
両親から渡された、幼少期のアルバムには、
アポロが月に降り立った映像が映し出されたテレビの前で
父に抱きかかえられたわたしの写真がございます。
だからか、アポロは特別なのです。
アポロをモチーフにした映画は
これまでにもたくさん公開されました。
ただ、今作は、はじめて人種差別や女性問題に触れた作品として
これまで以上に勇気づけられたような気がします。
ほんの数十年前の出来事です。