クリントイーストウッド監督最新作「15時17分、パリ行き」
2018.03.05
クリントイーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」を
観てまいりました。
2015年の夏に、ほんとうに起こった事件です。
その事実だけでも、驚くことなのに
映画には、そのときに活躍した実在の人物が
自分自身の役で体当たりの演技をしています。
アムステルダムからパリに向かう高速旅客鉄道に潜入したひとりのテロリストを、
幼馴染の三人の男性と、そこに居合わせたひとりの男性が阻止し、
ひとりも死者を出さなかったという実話。
四人は、当時のフランソワ・オランド大統領から、
フランスの最高勲章レジオン・ドヌールを授与されています。
映画を観て、ほんとうに久しぶりにパンフレットを買いました。
事件後、三人はフランスでも、本国アメリカでもヒーローとして扱われ
メディアからの出演依頼が殺到した。
そのなかで、クリントイーストウッドと出会うこととなり
今作の出演へとつながったのでした。
88歳になる名監督クリントイーストウッドの力が、
映画作品として成立させ、
事件を知らなかったわたしたちのところへ届けてくれた。
自分なら、そのときどうしていただろう
考えるきっかけをくれた作品です。